頓挫させない方法と対策
頓挫した作品ってありますか?アイデア段階ならまだしも、途中下車は、もったいないですよね。だって、莫大な時間と労力を投入したわけですから。
ざっくり結論を申し上げますと、頓挫させない方法と対策は、
・長編を避けること
・勢いで描かないこと
・無理な計画を立てないこと
まぁ、今更、過去の作品を振り返っても得することはないかもしれません。
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つまらないですし、不快指数が上がりますし、見たくもないでしょう。わかります。
ボクも、途中で断念した作品が残骸のごとくプカプカ浮いています。笑
もし見ようものなら、その瞬間あまりのショボさに、ボクは耐えきれず悲鳴をあげてしまいます。
そんな黒歴史はなかったことにして、臭いものにはフタをせよ!じゃないけど、バッサリ切り捨てましょう!
・・・・と言いたいところですが、
実はですね。ボク個人的には、あえて残骸を冷静になって眺める行為自体そんなに悪いことじゃないと思っています。
なぜなら、自分の作品制作スタイルを分析できますし、ストーリー構造を理解して対策を打ち立てられるよいチャンスだからなんですよ。
名無しくん
もう捨てちゃいました・・・
名無しさん
ていうかそれって時間の無駄だと思います
名無しくん
昔の作品なんて二度と思い出したくもありません
名無しさん
再生不能です。あきらめました・・・〇
はい。もちろん大丈夫ですよ。
もしお蔵入りになっている作品があればのお話ですので。
無理にボツ作品を振り返って、創作意欲が著しく低下するなら健康にもよくありません。
でもですね。
もしあなたが、半分あきらめかけている企画段階の作品や、あなたが長年イメージして温め続けている作品など、中途半端な企画があればそれはチャンスかもしれませんよ。
企画を頓挫しない方法と対策とは、そのストーリー構造をまずは知るということにあるからです。
何故なら、投げ出した原因の究明ができますし、自分の作品をメタ視野で俯瞰するトレーニングになるからです。
何より、あなたが未だに手放せないということは、その作品に思いれがあるという証拠です。
何とかならないかなーと思っていらっしゃれば、気を取り直してリベンジするチャンスかもしれませんよ?
黒歴史を解消しよう!前向きに形にしよう!とまでは言いませんが、振り返ること自体、必ずしも無駄にはならないかと思います。
まず、うまくいく企画と、うまくいかない企画を振り分けると、うまくいかない企画は、青でも、黄色でもない、赤信号です。途中まで書いてて、自分でストップさせたので、赤のマークが出ました。
はい。これ、ボツったと、はっきり言いますよ?
赤マークが出てボツる、というのはパターンや法則があり、その歪んだ習慣や癖を知ることで、企画が頓挫する確率を下げる!
アスリート選手も、自分の悪い癖を撮影映像を、繰り返して観て、嫌でも確かめるじゃないですか。
ボクも学生の時はテストは赤点ばかりで、学習する意欲を喪失したことがあります。
良いも、悪いも確認して、それを自覚して少しずつ手直ししていきますよね。
ミスをそのままにせず、しっかり修正してこそ記録を伸ばしていけるように、作家であれば作品づくりのクオリティーを上げていくことと同じです。
で。早速、それを突き止める方法をご紹介しますので、あなたの古い作品、過去の作品をちょっとだけ思い出して見てください。
名無しくん
ええええええ?恥ずかしい!
名無しさん
内臓がえぐられそうです!
名無しくん
マジで、むず痒くて無理っす!
ちょっとだけの辛抱だけですから。最初の注射針が入る瞬間だと思って、ここはお一つお願いします。
まずはですね。
クライマックスシーンって明確にイメージできていました?
関連記事:クライマックスの作り方
そうそう。細かいディティールじゃくて物語の最終章です。ボクは、ファイナルステージと呼んでいます。
これまでに物語のクライマックスがしっかり頭の中に叩き入れないうちに、「とりあえず書いちゃえ!」思って筆を進めてしまった
・・・・と考えられます。
これは、脚本家や映画監督さんも「とりあえず書いちゃえ!」って、スタートを切ってしまうそうです。
自信がおありなのか、ハコ書きを書かずとも確かにスラスラ書ける脚本家さんもいます。
ですが、誰が何をどうする?という大枠の物語(要約文)を決めずに見切り発進させて、あとあと後悔する映画監督さんの裏事情もあるそうです。
あなたが、今、進行中の作品も含めて申し上げますよ。
もしも、物語の落とし所(見せ場)や、話の結末がイメージが曖昧だった場合、今後も頓挫していく可能性がある、・・・・かもしれません。
それを信じるか信じないかはあなた次第です。
創作する前に、クライマックスがイメージしきれていないまま頓挫したというのは、あなたが着手する前から納得していなかった可能性があります。
もしくは納得しているつもりだったとか?
いずれにしてもクライマックスシーンが弱い作品ではないかと考えられるのですよ。だから続けられなかった。
どんでん返しやキャラクターの見せ場が弱い分、どうしても物語全体が薄くならないでしょうか。
ですから、創作モチベーションも長くは続かなかったはずなんです。ボクは編集者としてではなく、一作家として経験談を申し上げています。
ボクがこれまで散らかした残骸作品を振り返った時、何をどのように?がはっきりしていなかったことが多いんです。
つまり、ボツる作品や手放したくなるその作品の多くはクライマックスがいまいちだったと言えるでしょう。
もちろん、クライマックスをはじめからつくることは、経過(エピソード)もなければ難しいものです。ですから、同時進行的な作業にならざる得ません。
・・・にしてもですよ?
あなたがこれから描こうとしている物語の最終章が、固まっていないに、向かうべき方向性が曖昧なわけですから、当然、物語の展開を舵取りができなくなりますよ。
これが、頓挫させる確率が高い理由です。
いかがでしょうか?
クライマックスを素晴らしいものにすれば、ひょっとしたら再生可能な物語として蘇る企画があるかもしれませんよ。
あなたに心当たりがあれば、今一度、ポシャった作品を振り返ってご覧になってください。
そして、新作を創作する際には、物語の終盤クライマックスを意識していくことが、頓挫させない方法と対策だと思います。
ボクの痛すぎる過去の教訓・経験を踏まえた記事に、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
あなたの創作を応援しています。
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