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長編ストーリーのメリットとデメリット

2020年6月15日

田舎道の長い距離を走る人

結論から申し上げると

①デメリット→作家も読者も長く続かない
②メリット→アウトプットの練習、ネタストックになる

小説・漫画・脚本を問わず、作品単体には必ず、短編タイプと長編タイプがありますよね。

もちろん個人的には、短編よりも長編の方が断然いいなぁと思っています。

だって楽しいですし、たくさんアイデアが出るし、この遊び感覚や刺激がたまりません。

・・・ですが、そのうち、あれもこれも描きたくなり、イメージが膨張して最終的に脳内がパンクというゴールデンパターンを辿ります。

あなたが迷走とは言わないまでも、苦労しないためにも創作前の3つの決め事(要約文)①誰?②なぜ?③どのように?抑えていただきたいと思っています。

ちなみにボクの場合、ぶっちゃけ長編を描く根性がありません。

脈絡がないままイメージはすぐに湧いてきますが、一つのことに長くは続かないんです。

逆に、短編はそんなに得意ではありませんが、健康系4コママンガの連載のお仕事を長くさせていただいてます。

でも、残念ながら楽しいから描けているわけじゃありません。

やりたいこととできることは別ですね。

個人オリジナル作品の創作は、途中下車する可能性が高いので、短編でも長編でもない中編ストーリー(2時間の映画くらいで完結するストーリー)を企画しています。

はい。話が脱線したので本題に戻しますね。

まず、長編ストーリーのデメリットについてです。

具体的には、あなたが長編ストーリーを、LINEマンガインディーズとかカクヨムで連載させたとしましょう。

読者は、早く続きが読みたいから楽しみにしています。

それって、単純に考えると、きつくないですか?

というのは、はじめは真面目に更新してたけど、だんだん不定期更新となり、長丁場でしんどくならないですか?

あなたの作品を楽しみにしている読者さんだって更新される日にアクセスしても、原稿が間に合わなくて続きが読めなかったら悲しいじゃないですか。

いくら描く側として楽しくてもファンは徐々に減っていくと思います。

ちなみにボクは長編ストーリー続けるのマジできついっす。笑

ファンが多くて人気がある作品は、絵がうまい、文章がうまいストーリーが面白いだけではありません。

他にも理由があります。

それは、第何週の何時に更新して自分で決めたルールを守っているからだと思います。

必ず更新日に間に合わせるために汗している作家さんです。面白いつまらない抜きに考えて、それができる作家って偉大だとボクは思います。

週刊ジャンプの連載だって、決まった日に発売されるから買う人が来ますよね?

お金を払ってまで読みたいと思うのは、自分が決めたルールを守れる作家さんの作品を読みにきてるわけです。しかもお客さんを喜ばすためによりクオリティーを上げてです。

そりゃ、きついです。笑

だって毎回アイデアも魔法の壺のように思い浮かばないですし、思い浮かぶまで苦しんで時間と労力を投入しているわけですから、めちゃプレッシャーにならないですかね?

いやーっ!そう考えたら、漫画や小説を職業にしている作家さんってボクはめっちゃ尊敬します。

だってみんなが寝静まっている時や休暇で楽しい映画を観て過ごしている時も、美味しいもの外食したり出かけて友だちと遊んでいる時だって、作家さんはそのことを年柄年中考えて、ひたすら作業をしているわけですから脱帽ですよね?

関連記事:プロレベルの創作マインドになるには?

ですから、作家を目指す側としては、どうすればよいか?というお話ですが、、、

例えば、長編ストーリーを描く姿勢として
「作品に人気が出てきたら描き続ける」
「人気が出なかったら描くのはやめる」

・・・など、曖昧な姿勢では、作品の中身も曖昧になりかねないと思うんですよ。

結局、ダラダラして「1年経っても一向に作品が仕上がらない」という自己嫌悪に陥らないためにも、これはボクの経験上ですが、長編は長編でも100話(90話〜110話)くらいで終えるとか、だいたいの方向性を決めて取り組むことをおすすめします。

時間は無限にあるわけではありませんからね。

関連記事:短編と長編

いやいや。100話じゃ収まらない!っていうのであれば、

「100話で終わるにはどの辺を削ろう?」
「削った分、どうやって面白くしよう?」

など、できるだけ工夫しながら創作した方が、ダラダラしちゃう可能性は低くなると思います。

でもですよ?

創作って楽しむことが基本じゃないですか。

まとめるのが苦手だと辛くなくなるのでバランス感覚も必要だと思います。

少しずつ意識して、長編から中編に近づけられるようになれば、それで十分だと思います。例えるなら、長距離マラソンのコースを、自分の体力に合わせて中距離へシフトする感じです。


名無しくん

何が何でも超大作を堂々完結!


名無しさん

超壮大なハイスペクタクルロマン!

・・・とか雁字搦めに気合をいれるんじゃなくて、アウトプットを楽しむくらいの気持ちが大切かと思います。

そう。ベストじゃなくてベターですね。

仮に将来、完結できなかったにても、その長編ストーリーの一部からネタを引き出し、リサイクル的に新しいストーリーを考える柔軟な姿勢もアリだと思います。

はい。今日のまとめです↓

★長編ストーリーを描くデメリット
 ・創作が長続きする可能性が低い
 ・時間と労力がしんどい

★長編ストーリーのメリット
 ・アウトプット力を向上させる
 ・ネタの資源が作れることです。

何よりも、創作は焦らず楽しむことが大切だと思います。また、膨大な物語を、上手にまとめるためには、物語を分割してみると整理しやすく完結する可能性はあがると思います。

参考記事 ストーリーの分割

それでも、中距離にまとめて完結するのに、やはり、「ハードルが高い!」と思われる方は、ボクの個人的なご提案になりますが、短編をクロスオーバーさせて長編に挑んでみることもおすすめしています。

ストーリーアイデアで息詰まっているのでしたら、最終手段は勢いとアイデアで突破口を開いていきましょう。

今回もお付き合いいだきありがとうございました。

あなたの創作を応援してます。

関連記事:短編をクロスオーバーさせて長編作品をつくる