ジャンルと結末②
はい。前回の続きになります。
もし、あなたが(①バトル+②ラブコメ)の要素があるジャンルを選んだ場合、
・バトルの結末 →勝つか負けるか?
・ラブコメの結末→好かれるか好きになるか?
この二つの要素をいかに融合するかでしたよね。
といっても、わかりずらいので、具体例を出しましょう。
仮想世界OZ(オズ)を舞台で、「よろしくおねがいしまあーす」と叫ぶシーンで、健二がラブマシーンに勝つ、というクライマックスに向かって進行しています。
これがメインストーリーです。
サブストーリーは、主人公の高校2年生の健二が、憧れの先輩、夏希がヒロインとのコメディーがあります。
恋の行方はともかく、ストーリー序盤では、健二の個人アカウントが、敵(ラスボス)に乗っ取られて、おまけにハッカーとして逮捕されてしますが。最悪な状態から主人公とヒロインの人間関係を修復しながら、徐々に形成を逆転させている流れが読めます。
それでは、バトルとラブコメの二つのジャンルを、一つのストーリーへ結ばせるための、構築プログラムを紹介します。
メインストーリー(幹)は一本だけです。
サブストーリー(枝)は複数です。
まずは、枝を一本ずつ増やします。
メインストーリー(バトル)
┗サブストーリー(ラブコメ)
ストーリーの結末がハッピーエンドと決まっている場合
・バトル→勝利
・恋愛→成就
ですよね?
これを思いっきり逆さにして考えます。
・主人公が敵に勝てそうになくてボロボロ
・主人公と相手が結ばれる要素がなくボロボロ
ここが重要!↓
なぜボロボロなのか?なぜ問題なのか?
その理由を読者に理解させていくために、(人・物・事)が絡んでくるので、一つ一つ登場人物や状況説明が必要になります。
会話式にいえば、
「★は〜です」
「なぜなら★は〜だからです」
「★が〜であるのは〜だからです」
ストーリー構築図で表すと
┏サブストーリー(バトル)
┏サブストーリー(バトル)
①メインストーリー(バトル)
┗②サブストーリー(ラブコメ)
┗サブストーリー(ラブコメ)
あとは、この分散しているサブストーリーを、最終局面でメインの結末に統合できるように微調整させるだけなんです。
【ポイント】
これだ!と思っても、案外、マト外れなケースがあります。不必要なサブストーリーを増やすと、土壺にはまりかねませんので間を置きましょう。
サブストーリー(枝)を増やすコツ
メインのクライマックスにつなげることを想定しながら、サブストーリーを増やしていきます。
あなたの仮のプロットで何度か練習してみると、慣れてきますよ。
枝は、意味なく増やしても、まどろこしくなるので、何故必要かをよく考えてみましょうね。
サブストーリーを作る意味をしっかり持たせてください。
ストーリーが枝分かれすればするほど、階層が増えて、どんどん複雑になるので、混乱しないようにメモをとりながら進めてくださいね。
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