ヒネリや奇想天外を考えるタイミング
まず、ヒネリを考えるタイミングは以下の3つ。
①アイデアを出す時
②プロットを構成する時
③ストーリーを作る時
・・わかりずらいので、説明します。
・・・と言いたいですが、この3つの内、どのタイミングが効果的かを絞って解説します。
結論!
②プロットを構成する時が、もっとも効果的です!
①のアイデアを出す時って、ヒネリを考えても、その場限りで、忘れてしまったり、流れてしまいやすくないですか?
では、
③のストーリー作りで出す時のタイミングはいかがでしょう?
主人公を軸とするクライマックスまでの流れがブレやすくなります。
結末を決めている流れの中に、奇想天外なシーンを考えるのってそもそも遅くないですか?
これまで苦労して決めてきた、キャラの設定にも不具合や悪影響が出てくるかもしれません。
はい。だとすれば・・・
②プロットを構成する時に、ヒネリを考えた方が一番無難で、効果的で安全です。
ストーリー作りの基本は、
プロットの骨格を決めることでしたよね?
それが、スリーベース(①誰、②何故、③どのように)を決める、ということをお伝えしてきました。
参考記事:創作前の3つの決め事
ほとんどは、この3つを決められずに見切り発進をしてしまっているんです。
かつてのボクもそうでした。
ボクは勢いに任せて見切り発進しても、構わないと思いますが、途中でジグソーパズルになって混乱するリスクがあると思います。
ヒネリを考えるタイミングは、
プロットを構築する時の方がメリットがあります。
どんなメリットかというと、
まず、作家(あなた)が、創作のモチベーションが格段に上がることです。読者に「あっと驚かせたい!」という願望や創作意欲の起爆剤が大きく膨らみます。
「これを描くまでは、やめられない」っていう、強力なロックオンかかり、俯瞰視しながら、自分の作品を読んでくれる読者を想像しながら書けるようになるのです。
次に、物語のヒネリのアイデアが準備していれば、結末に向けてミスリードを組むことができるからです。
つまり、あらかじめ清書(制作)の前段階に入念にヒネリを決めていれば、そのヒネリの効果を出すための展開方法や場面構成の全体を見渡せるメリットがあるのです。
参考記事:ミスリードの作り方
いわば、今あなたが考案中のストーリー構成を見える化できることです。読者に対して「物語のここが見所!」という戦略があるので、創作中はブレずに安心感があります。
見所とは、キャラクターのターニングポイントであり、その場面までの導線を思い浮かびやすくなり、その見どころに狙いながら書き続けられる点にあります。
本日は、ヒネリや奇想天外を考えるタイミングについてでした。ヒネリと奇想天外は、作りこんでいる最中に考えるものではなく、ぜひプロットの構成段階で考えることをオススメします。
あなたの創作を応援してます。
関連記事:ストーリーの見せ所を決める
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