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作中のアイテム(小道具・物)について

2023年10月15日

いつも創作お疲れ様です。

あなたは、物語を描くとき、アイテム(小道具・物)を考えていますか?

考えすぎて、迷ってしまうケースもあるかと思います。しかし、物語の土台骨を支えるには、アイテムがないよりも、あった方がよいと思いますよ。

というのは、ヒットする作品はだいたい物語のキーアイテムが描かれているからです。

あなたにとって身近な物、あるいは思いれのある物で構いません。

例えば、親の形見とか、ブレスレットやコンタクトレンズなど。アクションものであれば、ショットガンとか。このようなアイテムをイメージするだけでも、舞台設定やキャラクター設定も考えやすくなります。

親の形見に地図が隠されてあったり、実は、変身ブレスレットだったり、ただのコンタクトレンズではなく、インターネットにつながっていたり。

天空の城ラピュタでは〝飛行石〟でしたし、ロード・オブザ・リングでは、サウロンの指輪が物語全体のカギを握っていましたよね。

ロード・オブ・ザ・リングの〝サウロンの指輪〟は、滅びの山の火口に指輪を投げ込むことでした。つまり、〝指輪の破壊〟が最終ゴールでした。

指にはめると姿を消すことができて敵の目をくらませることもできましたが、逆に敵を引き寄せる力もありました。そのような機能性も考えると面白くなります。

更に、そのアイテム(小道具・物)に、リミットを設定すると面白くなります。一番わかりやすいのは、ドラえもんの道具ですね。例えば、のび太が、使い方を誤ると結末はひどい目にあうとか。

つまり、アイテム(小道具・物)は万能なんだけど、キャラクターの「使い方次第」「制限がある」ということになります。

このように、人(キャラ)がアイテムを使うことで、二次的災害や、展開の良し悪しに関わらず、リミット(リスク)も持たせてあげると、読者をワクワクさせられるかもしれません。

なんのとりえもないキャラが、あるアイテムによって、スーパーマンのよいなパワーを身に着けて、その能力を行使するプロセスで自己成長していくビルドゥングスロマン(=成長物語)も描けます。

なので、キャラクターとアイテムは切っても切れない関係があり、アイテムづくりは、舞台設定のカラクリとつながっていることがおわかりかと思います。

しかし、アイテムと舞台設定を同時に考えるのは少し難しいかもしれません。

慣れない内は、舞台設定と密接につがらなくても、ヒロインからもらったお守りなんかでもよいと思います。

実は、そのお守り、話が展開するにつれて、突然、剣に変化したり、レーダーの役割を果たしたり、「壊れた」とか、「失う」などというトラブルでも十分盛り上がると思いますよ。

以上、作中のアイテム(小道具・物)についてでした。今回は少し短めでしたが、なにかのお役に立てたら幸いです。

あなたの創作を応援しています。

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