3つを決めるデメリット
ストーリーを創作する前の3つの決め事で、スリーベースを決める、そのメリットをこのブログではオススメしています。
逆に、スリーベースを決めた後のデメリットについても今回まとめて見ることにしました。
完全に、これ以外の方法でやってはいけない、ではなく、物事には表と裏があるので、裏目に出てしまう場合に関しての情報を公開しますね。
①誰?
いうまでもなく、物語の主人公です。主人公は〝あなた自身〟とお伝えしております。
・経験をしてきた過去・今、感じている現在
・今後、自分が望む未来
主人公を位置づけるのリソース(経験値)には限界があるということです。
例えば、
あなたが高校くらいの学生さんだったとして、20代の社会人の日常を描きたいと思ったとしましょう。もちろん経験がありませんので、想像で書くしかありませんよね?
すると、自分が社会人になった時のイメージすることや、調べて情報収集を止めてしまうことにつながります。
まだ足を踏み込んでいない未知の世界をイメージしてもぜんぜん構わないわけですよ。
10代から見ている社会人を正確に描けなくても、それはそれで面白いかも知れないからです。
現時点でのあなたのリソースを使うことで、わざわざ視野を広げる機会を失う必要はありません。
純粋さや、ワクワクしたピュアな気持ちで描けるかもしれないですし、ひょっとしたら、新しい視野が広がるかもしれないので、それを阻害してしまうことがデメリットと言えるでしょう。
関連記事:迷わない視野の広げ方
②なぜ?(理由と目的)
ぶっちゃけ創作は、明確な理由なんていりません。創作をしてて、結果的に理由が見つかったというケースも少なくありません。
芸術は爆発だ!と岡本太郎さんが残した言葉もあるように創作というのは、ある日突然、〝書きたいから書く〟という突発で感覚的なものですから、脈略のないその一瞬のエネルギーは、どのように展開し開花していくか誰にもわからないからです。
作品を描きたいけど、描くきっかけが浮かばないなら、勢いで描いてしまうことも時には必要です。
関連記事:勢いがある内に描いた方いい?
それはあなたが描こうとしている主人公にも当てはめることができます。
行き当たりばったりキャラクターから設定した場合に、「どうしよう?」「ああしよう!」という
いわゆる〝困った臨場感〟や〝強い動機〟が発見しにくくなるかもしれません。
理由がないからこそ創作が進めやすいのであれば、そのパワーを無理に抑えこむ必要はないわけです。
つまり、〝成り行き〟を含めた場合に〝理由がないから創作できない〟など、あなたが創作する勢いが失い兼ねないのは大きなデメリットと言えるでしょう。
時には、直感というものを頼りにしてもよいでしょう。
関連記事:直感の鍛え方
③どのように?(行動)
ストーリーのクライマックスをどんな風にしたらよいか?
結末を決めないでスタートしてもいいのです。
何故かというと創作の多くは、〝楽しみながら書く〟ことが基本だと思うからです。
最後は、お楽しみ!という神様目線ではなく、時には遊び感覚で読者目線で楽しむことも必要です。
あなたが、勢いに乗って書き進められているなら、物語の最後、どんな展開になるか?を考えずに、そのパワーに乗っている自分に委ねて楽しむことも、創作方法の一つだからです。
主人公の理由・目的がなく、動機も薄い中で感覚的に伏線をばらまいて、あとで無理矢理くっつけて、〝ストーリーがぐちゃぐちゃになった〟〝結末をまとめきれなくなった〟という失敗経験を積むこともまた大切だからです。※筆者としてはあまりすすめたくありませんが。
何より、主人公がラストどうなるか?
関連記事:結末の決め方
その結末を知って描き続けていると、中には〝飽き〟がきたりする作家さんもいます。
つまり、結末に縛られて発想やアイデアを萎縮させてしまうリスクもあるわけですから、あくまであなたが創作をして楽しいと思えるならそれでもいいのです。
ただこのブログでは、いかに創作しやすいか?作品を完結させていくかの方法を研究して発表しております。
つまり、スリーベース(①誰、②何故?、③どのように)の要約文を元にプロットづくりをはじめた方がいいよ、というアドバイスをさせていただいてます。
物語の構造を考える際には、ハコ書き(脚本用語)のような簡単なメモや、マンダラートを使ってアイデアをうまくまとめるのもよいかと思います。
他者に、「結局のところ、それって、どんな話ですか?」と質問されて、あなたが「はじめは(①誰)が、こうだった。しかし、これら(②なぜ)によって最後は(③どのように?)こうなった。
①→②→③一言でこたえられるようにパッケージ化しておくことで、時間と労力を浪費せずに、物語の軸から大きなブレを防げるからです。
関連記事:ブレを最小化させる
あなたのオリジナリティを活かすためにも、今回はデメリットにフォーカスしましたが、厳密に言えば、このようなストーリーの構築方法が有効とは限りません。
ですが、聞いて損をすることもないので、あなたの手助けになることを願っております。
是非、創作ライフを楽しんでくださいね。
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