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性格4種とキャラバリエーション

2020年10月31日

キャラクターの言動に違和を感じたり、しっくりこないと思う作家さんに必見です。

もちろんキャラの言動の不一致はNGですが、

「何かはわからないけど、いま一歩だなぁ」とか
「本当にこれで物語を進めてもいいのかなぁ」といった
スッキリしないことってありませんか?

特に、次の展開のもっていき方とか、キャラ台詞に違和感を感じるとか、行動が何となくおかしくて迷ってしまうのは、それ以前にキャラの性格と行動が一致していない際に起きている現象です。

結論から先に申し上げますと、

キャラの言動は、個性ではなく性格によって現れるということです。

そもそも、characterの意味は、性格とか人格ですよね?

怒りっぽい個性ではなく、怒りっぽい性格(キャラ)と呼ぶわけです。

例えば、あるキャラクターがある場面で激怒するとします。
でも、性格によってはリアクションが歴然と違います。

例えば、
アクティブで活発な性格なら顔を真っ赤にして怒鳴り散らすと思いますが、ナイーブで控え目な性格なら黙り込んで鋭い目で睨みつけると思います。

ところが、ナイーブな性格なのに、顔を真っ赤にして怒鳴り散らしたらおかしいですよね?

↑極端な例だと言えますが、まぁ、ナイーブな性格でも何らかの逆鱗に触れた場合、それも有りっちゃ有りなんですけど、やっぱりどうしてもマッチしないというかシックリこないと思うんですよ。

作り手にはわかっていても、読者はそのキャラを知らないので「はぁ?何で?」となります。

つまり、物語はキャラの性格からきている感情によって展開していきますが、キャラの性格の違いや種類によって喜怒哀楽の出方が違うということです。

キャラの言動に違和感を感じているなら個性ではなく性格に注視したらよいと思います。

ストーリーの中で、しっかりキャラクターに動機づけをさせて物語を構築していくには、それぞれの登場キャラを性格の型(タイプ)を把握しておいた方がよいと思います。

微妙なズレが発見できるかもしれませんので、微調整の判断材料にしてみてくださいね。

では早速、本題に入ります。世界人類には大きくわけて性格の種類が4タイプ存在しています。

歴史上に登場した例でいうと、
ドライビング→勝海舟・ジョンエフケネディ
エクスプレッシブ→坂本龍馬・ナポレオン
アナリティカル→福沢諭吉・レオナルド・ダ・ビンチ
エミアブル→西郷隆盛・ガンジー

ドライバーとかエクスプ・・・

舌を噛んでしまいそうな横文字がでてきましたが。ていうか、歴史人物の性格あんまり知らないし。笑

これはビジネスコミュニケーションで役立つソーシャルスタイル理論(米産業心理学者デビッド・メリル氏とロジャー・リード氏が提唱)をキャラづくりのために、ボクなりに応用してみました。

どの性格が主人公に向くタイプで、どれが劣っているかいうことではありません。

因みにボクはこの4つの性格をRPG風に当てはめると

・ドライビング=勇者タイプ
・エクスプレッシブ=戦士タイプ
・アナリティカル=賢者タイプ
・エミアブル=魔法使いタイプ

横文字よりも、RPG主要キャラタイプで覚えた方がわかりやすいかもしれません。

一言で言えば

勇者タイプは全体を洞察できるリーダータイプ
戦士タイプは周囲を配慮し感覚的に行動するタイプ
賢者タイプは安全と正確を重視する分析タイプ
魔法使いタイプは個性的で温和なムードを大切にする協調タイプ

物語の節目や岐路に出くわした時、この4つの性格(タイプ)で一致団結することはありません。性格が異なるので、トラブル(衝突)が起きます。

そして、大抵はそれぞれが判断し、それぞれ道を選択していくことになります。

では仮に、この4つの性格タイプが集まってダンジョン攻略のためにミーティングしたとします。

例えば
「次はダンジョンに行くかどうか判断したいから皆の意見を聞こう」
「ここに居ても話が始まらねぇからとにかく行っちゃおうぜ!」
「いや、ここは慎重になるべきだ、うかつに動くと敵にスキを与える」
「まぁまぁ、焦る気持ちはわかるけどみんな落ち着こうよ」

このように互いの意見が食い違ったり、キャラが勝手に思い込んでいたり、物語を進める上で、性格の良し悪しが絡んでいるところがドラマ作りの楽しみと言えるでしょう。

性格(タイプ)以前に、あなたが男性作家である場合や、女性作家である場合にも、微妙に反応が異なります。

関連記事:あなたが作りやすい主人公

男キャラ・女キャラのリアクションは様々ですし、あなたの身近にいる人の中でも下記のような言動を耳にしたことはないでしょうか?

「まず具体的な方法を教えて?それから検討して決めてみるわね」
↑これは勇者タイプです。

「いいと思います。面白そうだからやってみるのもいいかも」
↑これは魔法使いタイプです。

「それは本当か?その方法がどうして正しいと証明できるんだ!」
↑これは賢者タイプです。

「やってみないとわからないわよ。まず教えてくれない?」
↑これは戦士タイプです。

全員、反応がバラバラじゃないですか。性格によって台詞にも歴然と差が表れてしまいます。

あなたはこの4つの性格の内、どれに当てまるでしょうか?

ちなみに、ボクのベースは魔法使いタイプ(エミアブル)です。+戦士タイプ(エクスプレッシブ)かな。

※若干アナリティカルも混じってますが、普段、なーなーで優柔不断で迷いつつも、突然「やっちゃえ!」みたいな不思議ちゃんタイプです。ドライビング(勇者)にはなれないw

まぁ、色々と遊べるので楽しんでみてくださいね。笑

では、もう少し突っ込んでみますね。
進撃の巨人のキャラクターで例えてみると

・ドライビング→エルヴィン団長→司令型
・エクスプレッシブ→リヴァイ兵長→注目型
・アナリティカル→アルミン→分析型
・エミアブル→ヒストリア(クリスタ)→理想型

主人公のエレンは、ドライビングと混合した逆ギレを起こすエクスプレッシブで、ミカサはエミアブルを備えた感覚と衝動型エクスプレッシブかなと個人的には思います。

ドラゴンボール』でわかりやすいキャラと言えば、悟空がドライバーを兼ね備えたエクスプレッシブで、クリリンがアナリティカルタイプだと思います。戦士であることには変わりないのですが。

あなたが今考えているキャラの性格が4種類の内、どれが該当するのかそれぞれ当てはめてみてください。微妙な反応のズレが発見できるかもです。

最初に断っておきますが、性格タイプを当てはめたところで物語は面白くなりませんし、臨場感も生まれません。何故なら、さきほどのミーティングの例で取り上げたように、キャラの対人関係の衝突や摩擦によって性格を表わせるからです。

つまり、ストーリーの展開や他キャラとの対話の際に、
・どんなアクションを起こさせるイベントを配置するのか?
・どんな感情リアクション(化学反応)を起こさせるのか?

あらかじめ、該当するキャラクターの型(タイプ)からシュミレーションチェックできれば、次の展開や物語をイメージがしやすくなるかもしれません。

それと、下記の動画は、エヴァンゲリオンをアニメ制作会社のガイナックス元社長、岡田斗司夫氏による大阪大学の講座で、対人関係に使える考え方を面白おかしく解説してくれてます。

具体的な性格概論(模式図)は、38:34からです。参考になるので、興味があったら是非視聴してみてくださいね。

ボクの解説と比較して、異なることがあっても責めないでくださいね。笑

最後までお読みいただきありがとうございました。

あなたの創作を応援しています。

★性格4種一覧
ドライバー型タイプ
エクスプレッシブ型タイプ
アナリティカル型タイプ
エミアブル型タイプ

関連記事:キャラクターの性格の作り方