なぜ?の決め方の真髄
いつも創作お疲れ様です。
このブログでは、おおざっぱに、創作前の3つの決め事(①誰?②なぜ?③どのように?)の要約文を作ってからプロットの創作に着手しよう!ということをおすすめしております。
と言いましても、やはり「②なぜ」という要素が、少々わかりづらそうなので、情報を補強しようと思います。
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この②なぜから考えると、キャラクターや舞台が、設定しやすくなるので、最後までお読みくださいね。
②なぜ?を分類しますと、2種類あって、一つは、キャラクターの事情について考えるということ。もうひとつは、舞台設定の背景になります。
つまり、
なぜ
│
┌─┐
┌ 事情 背景 ┐
キャラクター 舞台設定
こんな形となるでしょう。
簡単に言えば、②なぜ?は、①誰と③どのように?をつなげる接着剤のようなものです。そう。なぜ?にはどちらの要素もあるんですよ。
もう少し、掘り下げてみましょうか。
事情とは、キャラクターの個別的な理由であり、背景とは、全体的な理由とお考えください。
その個別的理由(キャラ)と、全体的理由(舞台設定)を関連づけると、自動的に関係図(相関図)が浮かび、どのような人物でどのような事を成すかが薄っすら見えてくるはずです。
人物とは、そのキャラの人となり(人柄)を指していますが、事情と背景から現れる相関図から成り立っています。
同時に、そのキャラのスタートライン(出生・生い立ち)設定もしぼられてくると思うんですよ。
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つまり、心理学的に言えば狭義の性格(生まれ持つ限定的な性格)のことです。
はじめて聞く、この狭義の性格は、心理学者・精神医学者の宮城音弥(みやざきおとや)博士による論文で、性格は4層から形成される同心円構造の一つとして捉えたものです。
ボクは、この狭義の性格を、平たくいえば、人格と呼び、さらには、人類4つの代表的性格(ドライバー型・エクスプレッシブ型・アナリティカル型・エミアブル型)だと考えています。
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そんな細部のことまで気にしていたら、キャラづくりが難しくなる、と思う方もいらっしゃるかもですが、、、
実は、この気質や狭義の性格(人類4つの代表的性格)をベースに考えれば、①誰(主人公)やサブキャラなど、どのような経験をして、どのような環境をたどった人物なのか、どんな目的(ゴール)があり、どのように成すのか?など、キャラクターの個別的理由が見つかりやすくなるはずなんです。
あとは、相関図でキャラとキャラをつなぐ作業になりますが、それには〝背景〟が必要になるわけです。
さて。背景とは舞台設定ですが、時と場所、具体的問題といった、外部環境によって起きた(起きる)全体的理由となります。
この外部環境によってリミット・ハンディーキャップ・フラッシュバック・トラウマ、強いてはそのキャラは、必然的に葛藤を抱えさせることができ、ドラマが生まれます。
そして、その舞台設定(世界)の中で生き残るための能力、いわば目的遂行のためのスキル設定と背景(集団、時代、上司、職場、学校、戦争、ルール(掟)、社会システムなど)を、あなたが同時に考えることができるようになります。
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平たく言うと〝育ち〟ですね。生まれ持った性格と、外部環境で形成された性格が合わさり、どんな生育環境(トラウマ)があり、過去にどんなアクシデントがあったのかが、キャラづくりの重要なヒントになります。
できればここで、キャラが生きるその世界で、何が強みで、何が弱点になり得るのかも、ぜひ抑えておきたいところですね。
もちろん、狭義の性格から人物像を考えてもよいですし、背景や情勢から考えてもよいのですが、いずれも、舞台設定(世界)が先なのか、キャラクターが先かということに尽きますので、あなたがやりやすい方でよいと思います。
キャラクターに葛藤や対立がないと物語はつまらないと思います。ですから、目的やゴールに沿って生きたくても、「できない」、「わからない」「壁がある」の理由がなければ読者は共感してくれないと思います。
以上、なぜ?の真髄についてでした。少し難しかったらごめんなさい。なぜ?という本質は、事情と背景、この2つがポイントだということを覚えていてくださいね。
あなたの創作を応援しています!
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